あい 愛 ❶梵語トリシュナー (tṛṣṇā) の意訳。 むさぼり執着しゅうじゃくすること。 十二因縁の第八支。 喉が渇いているものが水を求めてやまないように、 あらゆる欲望を満たそうとする心であることから、 かつあいとも呼ばれる。 貪愛とんない愛欲恩愛などと熟語する。 ¬往生要集¼ には、 臨終におこる愛として三愛を説く。 ❷ねがい、 いつくしむ心。 あいぎょう、 慈愛などと熟語する。