じゅうにいんねん 十二因縁 十二縁起、 十二支縁起ともいう。 苦の生しょう起きする因果関係のつながりを、 12の段階に分けて説いたもの。 無明 (無知)、 行 (潜在的形成力)、 識 (識別作用)、 名色 (心身)、 六処 (眼・耳・鼻・舌・身・意の心作用の成立する六つの感覚器官)、 触 (感官と対象との和合)、 受 (感受作用)、 愛 (根本の欲望)、 取 (執着)、 有 (生存)、 生 (生まれること)、 老死 (無常なすがた) の十二。 →順観。