一六(1005)、正如房への御消息

▲○しやう如によばうの御事おむことこそ、 返々かへすがへすあさましく候さふらへ。 そのゝちは、 こゝろならずうときやうになりまいらせ候さふらひて、 念仏ねむぶちの御ご信しんもいかゞと、 ゆかしくはおもひまいらせ候さふらひつれども、 さしたる事こと候さふらはず。

-◇また申まふすべきたよりも候さふらはぬやうにて、 おもひながら、 なにとなくて、 むなしくまかりすぎ候さふらひつるに、 たゞれいならぬ御事おむこと大だい事じになどばかりうけたまはり候さふらはむ。 いま一ゐちどはみまいらせたく、 おはりまでの御おむ念仏ねむぶちの事ことも、 おぼつかなくこそおもひまいらせ候さふらふべきに、 まして御おむこゝろにかけて、 つねに御おむたづね候さふらふらむこそ、 まことにあはれにもこゝろぐるしくも、 おもひまいらせ候さふらへ。

-◇さうなくうけたまはり候さふらふまゝに、 まいり候さふらひてみまいらせたく候さふらへども、 お1006もひきりてしばしいでありき候さふらはで、 念仏ねむぶち申まふし候さふらはばやとおもひはじめたる事ことの候さふらふを、 やうにこそよる事ことにて候さふらへ。

-◇これおば退たいしてもまいるべきにて候さふらふにまたおもひ候さふらへば、 せむじては、 このよの見参けんざむはとてもかくても候さふらふなむ。 かばねをしよするまどひにもなり候さふらひぬべし。 たれとてもとまりはつべきみちも候さふらはず、 われも人ひともたゞおくれさきだつかはりめばかりにてこそ候さふらへ。

-◇そのたえまをおもひ候さふらふも、 またいつまでかとさだめなきうえに、 たとひひさしと申まふすとも、 ゆめまぼろしいくほどかは候さふらふべきなれば、 たゞかまへておなじ仏ほとけのくににまいりあひて、 はちすのうえにてこのよのいぶせさおもはるけ、 ともに過くわ去この因縁いんねんおもかたり、 たがひに未み来らいの化道くゑだうおもたすけむことこそ、 返々かへすがへすも詮せむにて候さふらふべきと、 はじめより申まふしおき候さふらひしが、 返々かへすがへすも本ほん願ぐわんをとりつめまいらせて、 一念ゐちねむもうたがふ御おむこゝろなく、 一ひとこゑも南无なも阿わ弥陀みだ仏ぶちと申まふせば、 わがみはたとひいかにつみふかくとも、 仏ほとけの願ぐわん力りきによりて一ゐち定ぢやう往わう生じやうするぞとおぼしめして、 よくよくひとすぢに御おむ念仏ねむぶちの候さふらふべきなり。

-◇われらが往わう生じやうはゆめゆめわがみのよきあしきにはより候さふらふまじ。 ひとへに仏ほとけの御おむちからばかりにて候さふらふべきなり。 わがちからばかりにてはいかにめでたくたうとき人ひとと申まふすとも、 末法まちぽふのこのごろ、 たゞちに浄じやう土どにむまるゝほどの事ことはありがたくぞ候さふらふ1007べき。

-◇また仏ほとけの御おむちからにて候さふらはむに、 いかにつみふかくおろかにつたなきみなりとも、 それにはより候さふらふまじ。 たゞ仏ほとけの願ぐわん力りきを信しんじ信しんぜぬにぞより候さふらふべき。

-◇されば ¬観くわん无む量りやう寿じゆ経きやう¼ にとかれて候さふらふ。 むまれてよりこのかた、 念仏ねむぶち一遍ゐちぺんも申まふさず、 それならぬ善根ぜんごんもつやつやとなくて、 あさゆふものをころしぬすみし、 かくのごときのもろもろのつみをのみつくりて、 とし月つきをゆけども、 一念ゐちねむも懺悔さむぐゑのこゝろもなくて、 あかしくらしたるものゝ、 おはりの時ときに善ぜん知ぢ識しきのすゝむるにあひて、 たゞひとこゑ南无なも阿わ弥陀みだ仏ぶちと申まふしたるによりて、 五ご十じふ億劫おくこふのあひだ生しやう死じにめぐるべきつみを滅めちして、 化仏くゑぶち・菩ぼ薩さち三尊さんぞんの来迎らいかうにあづかりて、 汝なんぢ仏ほとけのみなをとなふるがゆへにつみ滅めちせり、 われきたりてなむぢをむかふとほめられまいらせて、 すなわちかのくにに往わう生じやうすと候さふらふ。

-◇また五ご逆ぐゐやく罪ざいと申まふし候さふらひて、 現身げんしんにちゝをころし、 はゝをころし、 悪心あくしむをもて仏ほとけをころしめ、 諸僧しよそうを破はし、 かくのごとくおもきつみをつくり、 一念ゐちねむ懺悔さむぐゑのこゝろもなからむ、 そのつみによりて无む間けん地ぢ獄ごくにおちて、 おほくの劫こふをおくりて苦くをうくべからむものゝ、 おわりの時ときに、 善ぜん知ぢ識しきのすゝめによりて、 南无なも阿わ弥陀みだ仏ぶちと十じふ声しやうとなふるに、 一ひとこゑごとにおのおの八十はちじふ億劫おくこふのあひだ生しやう死じにめぐるべきつみを滅めちして、 往わう生じやうすととかれて候さふらふめれ。 さほどの罪人ざいにんだにも1008十じふ声しやう・一ゐち声しやうの念仏ねむぶちにて往わう生じやうはし候さふらへば、 まことに仏ほとけの本ほん願ぐわんのちからならでは、 いかでかさること候さふらふべきとおぼへ候さふらひて、 本ほん願ぐわんむなしからずといふことは、 これにても信しんじつべくこそ候さふらへ。

-◇これまさしき仏説ぶちせちにて候さふらふ。 仏ほとけののたまふみことばは、 一言ゐちごんもあやまたずと申まふし候さふらへば、 たゞあふぎて信しんずべきにて候さふらふ。 これをうたがはゞ、 仏ほとけの御おむそらごとゝ申まふすにもなりぬべく、 かへりてはまたそのつみ候さふらひぬべしとこそおぼえ候さふらへ。 ふかく信しんぜさせたまふべく候さふらふ。

-◇さて往わう生じやうはせさせおはしますまじきやうにのみ申まふしきかせまいらする人々ひとびとの候さふらふらむこそ、 返々かへすがへすあさましくこゝろぐるしく候さふらへ。 いかなる智ち者しやめでたき人ひととおほせらるとも、 それになほおどろかされおはしまし候さふらふぞ。 おのおののみちにはめでたくたうとき人ひとなりとも、 さとりあらず行ぎやうことなる人ひとの申まふし候さふらふことは、 往わう生じやう浄じやう土どのためは、 中々なかなかゆゝしき退縁たいえん・シリゾキスツルエントナリ悪あく知ち識しきとも申まふし候さふらひぬべき事ことどもにて候さふらふ。

-◇たゞ凡ぼむ夫ぶのはからひおばきゝいれさせおはしまさで、 ひとすぢに仏ほとけの御おむちかひをたのみまいらせさせたまふべく候さふらふ。

◇さとりことなる人ひとの往わう生じやういひさまたげむによりて、 一念ゐちねむもうたがふこころあるべからずといふことわりは、 善導ぜんだう和くわ尚しやうのよくよくこまかにおほせられおきたることにて候さふらふ也なり。

-◇「▲たとひおほくの仏ほとけ、 そらの中なかにみちみちて、 ひかりをはなち御みした1009をのべて、 悪あくをつくりたる凡ぼむ夫ぶなりとも、 一念ゐちねむしてかならず往わう生じやうすといふことはひが事ごとぞ、 信しんずべからずとのたまふとも、 それによりて一念ゐちねむもうたがふこゝろあるべからず。

-◇そのゆへは、 阿わ弥陀みだ仏ぶちのいまだ仏ほとけになりたまはざりしむかし、 はじめて道心だうしむをおこしたまひし時とき、 われ仏ほとけになりたらむに、 わが名みやう号がうをとなふること十じふ声しやう・一ゐち声しやうまでせむもの、 わがくにゝむまれずは、 われ仏ほとけにならじとちかひたまひたりしその願ぐわんむなしからず、 すでに仏ほとけになりたまへり。

-◇また釈しや迦か仏ぶち、 この娑しや婆ば世せ界かいにいでゝ、 一切ゐちさい衆しゆ生じやうのために、 かの本ほん願ぐわんをとき、 念仏ねむぶち往わう生じやうをすゝめたまへり。

-◇また六方ろくぱう恒沙ごうじやの諸仏しよぶち、 この念仏ねむぶちして一ゐち定ぢやう往わう生じやうすと釈しや迦か仏ぶちのときたまへるは決定くゑちぢやうなり、 もろもろの衆しゆ生じやう一念ゐちねむもうたがふべからず。 ことごとく一仏ゐちぶちものこらず、 あらゆる諸仏しよぶちみなことごとく証誠しようじやうしたまへり。

-◇すでに阿わ弥陀みだ仏ぶちは願ぐわんにたて、 釈しや迦か仏ぶちその願ぐわんをとき、 六方ろくぱうの諸仏しよぶちその説せちを証誠しようじやうしたまへるうえに、 このほかにはなに仏ぶちの、 またこれらの諸仏しよぶちにたがひて、 凡ぼむ夫ぶ往わう生じやうせずとはのたまふべきぞといふことわりをもて、 仏ほとけ現げんじてのたまふとも、 それにおどろきて信心しんじむをやぶりうたがふこゝろあるべからず。 いはむや菩ぼ薩さち達たちののたまはむおや、 上じやう辟びやく支し仏ぶちおや」 と、 こまごまと善導ぜんだう釈しやくしたまひて候さふらふ也なり。

-◇ましてこのごろの凡ぼむ夫ぶのいかにも1010申まふし候さふらはむによりて、 げにいかゞあらむずらむなど、 不ふ定ぢやうにおぼしめす御おむこゝろ、 ゆめゆめあるまじく候さふらふ。 よにめでたき人ひとと申まふすとも、 善導ぜんだう和くわ尚しやうにまさりて往わう生じやうのみちをしりたらむこともかたく候さふらふ。

-◇善導ぜんだうまた凡ぼむ夫ぶにはあらず、 阿わ弥陀みだ仏ぶちの化身くゑしんなり。 阿わ弥陀みだ仏ぶちのわが本ほん願ぐわんひろく衆しゆ生じやうに往わう生じやうせさせむれうに、 かりに人ひとにむまれて善導ぜんだうとは申まふし候さふらふなり。 そのおしへ申まふせば仏説ぶちせちにてこそ候さふらへ。 あなかしこ、 あなかしこ。 うたがひおぼしめすまじく候さふらふ。

-◇またはじめより仏ほとけの本ほん願ぐわんに信しんをおこさせおはしまして候さふらひし御おむこゝろのほど、 みまいらせ候さふらひしに、 なにしにかは往わう生じやうはうたがひおぼしめし候さふらふべき。 経きやうにとかれて候さふらふごとく、 いまだ往わう生じやうのみちもしらぬ人ひとにとりてのことに候さふらふ。 もとよりよくよくきこしめししたゝめて、 そのうへ御おむ念仏ねむぶち功こうつもりたることにて候さふらはむには、 かならずまた臨終りむじゆの善ぜん知ぢ識しきにあはせおはしまさずとも、 往わう生じやうは一ゐち定ぢやうせさせおはしますべきことにてこそ候さふらへ。

-◇中々なかなかあらぬすぢなる人ひとは、 あしく候さふらひなむ。 たゞいかならむ人ひとにても、 あま女房によばうなりとも、 つねに御おむまへに候さふらはむ人ひとに、 念仏ねむぶちまうさせて、 きかせおはしまして、 御おむこゝろひとつをつよくおぼしめして、 たゞ中々なかなか一向ゐちかうに、 凡ぼむ夫ぶの善ぜん知ぢ識しきをおぼしめしすてゝ、 仏ほとけを善ぜん知ぢ識しきにたのみまいらせさせたまふべく候さふらふ。

-◇もとより仏ほとけの来迎らいかうは、 臨終りむじゆ正しやう念ねむのためにて1011候さふらふ也なり。 それを人ひとの、 みなわが臨終りむじゆ正しやう念ねむにして念仏ねむぶち申まふしたるに、 仏ほとけはむかへたまふとのみこゝろえて候さふらふは、 仏ほとけの願ぐわんを信しんぜず、 経きやうの文もんを信しんぜぬにて候さふらふ也なり。 ¬称しよう讃さん浄じやう土ど経きやう¼ の文もんを信しんぜぬにて候さふらふ也なり。

-◇¬称しよう讃さん浄じやう土ど経きやう¼ には 「▲慈悲じひをもてくわへたすけて、 こゝろをしてみだらしめたまはず」 ととかれて候さふらふ也なり。 たゞのときによくよく申まふしおきたる念仏ねむぶちによりて、 仏ほとけは来迎らいかうキタリムしたカフト まふときに、 正しやう念ねむには住ぢゆすと申まふすべきにて候さふらふ也なり。

-◇たれも仏ほとけをたのむこゝろははすくなくして、 よしなき凡ぼむ夫ぶの善ぜん知ぢ識しきをたのみて、 さきの念仏ねむぶちおばむなしくおもひなして、 臨終りむじゆ正しやう念ねむをのみいのることどもにてのみ候さふらふが、 ゆゝしきひがゐむのことにて候さふらふ也なり。

-◇これをよくよく御おむこゝろえて、 つねに御おむめをふさぎ、 たなごゝろをあはせて、 御おむこゝろをしづめておぼしめすべく候さふらふ。 ねがわくは阿わ弥陀みだ仏ぶちの本ほん願ぐわんあやまたず、 臨終りむじゆの時ときかならずわがまへに現げんじて、 慈悲じひをくわえたすけて、 正しやう念ねむに住ぢゆせしめたまへと、 御おむこゝろにもおぼしめして、 くちにも念仏ねむぶち申まふさせたまふべく候さふらふ。 これにすぎたる事こと候さふらふまじ。 こゝろよわくおぼしめすことの、 ゆめゆめ候さふらふまじきなり。

-◇かやうに念仏ねむぶちをかきこもりて申まふし候さふらはむなどおもひ候さふらふも、 ひとへにわがみ一ひとつのためとのみは、 もとよりおもひ候さふらはず。 おりしもこの御おむことをかくうけたまはり候さふらひぬれば、 いまよりは一念ゐちねむものこさす、 ことごと1012くその往わう生じやうの御おむたすけになさむと廻ゑ向かうしまいらせ候さふらはむずれば、 かまへてかまへておぼしめすさまにとげさせまいらせ候さふらはゞやとこそは、 ふかく念ねんじまいらせ候さふらへ。

-◇もしこのこゝろざしまことならば、 いかでか御おむたすけにもならで候さふらふべき、 たのみおぼしめさるべきにて候さふらふ。

-◇おほかたは申まふしいで候さふらひしひとことばに御おむこゝろをとゞめさせおはしますことも、 このよひとつのことにては候さふらはじと、 さきのよもゆかしくあはれにこそおもひしらるゝことにて候さふらへば、 うけたまはり候さふらふごとく、 このたびまことにさきだゝせおはしますにても、 またおもはずにさきだちまいらせ候さふらふ事ことになるさだめなさにて候さふらふとも、 ついに一仏ゐちぶち浄じやう土どにまいりあひまいらせ候さふらはむことは、 うたがひなくおぼえ候さふらふ。

-◇ゆめまぼろしのこのよにて、 いま一ゐちどなどおもひ申まふし候さふらふ事ことは、 とてもかくても候さふらひなむ。 これおばひとすぢにおぼしめしすてゝ、 いよいよもふかくねがふ御おむこゝろおもまし、 御おむ念仏ねむぶちおもはげませおはしまして、 かしこにてまたむとおぼしめすべく候さふらふ。

-◇返々かへすがへすもなほなほ往わう生じやうをうたがふ御おむこゝろ候さふらふまじきなり。 五ご逆ぐゐやく・十悪じふあくのおもきつみつくりたる悪人あくにん、 なを十じふ声しやう・一ゐち声しやうの念仏ねむぶちによりて、 往わう生じやうをし候さふらはむに、 ましてつみつくらせおはします御事おむことは、 なにごとにかは候さふらふべき。 たとひ候さふらふべきにても、 いくほどのことかは候さふらふべき。 この経きやう1013にとかれて候さふらふ罪人ざいにんには、 いひくらぶべくやは候さふらふ。

-◇それにまづこゝろをおこし、 出しゆつ家けをとげさせおはしまして、 めでたきみのりにも縁えんをむすび、 ときにしたがひ日ひにそえて、 善根ぜんごんのみこそはつもらせおはしますことにて候さふらはめ。 そのうへふかく決定くゑちぢやう往わう生じやうの法文ほふもんを信しんじて、 一向ゐちかう専修せんじゆの念仏ねむぶちにいりて、 ひとすぢに弥陀みだの本ほん願ぐわんをたのみて、 ひさしくならせおはしまして候さふらふ。 なに事ごとにかは、 ひとことも往わう生じやうをうたがひおぼしめし候さふらふべき。

-◇「▲専修せんじゆの人ひとは百ひやく人にんは百ひやく人にんながら、 十人じふにんは十人じふにんながら往わう生じやうす」 (礼讃) と善導ぜんだうのたまひて候さふらへば、 ひとりそのかずにもれさせおはしますべきかはとこそはおぼえ候さふらへ。 善導ぜんだうおもかこち、 仏ほとけの本ほん願ぐわんおもせめまいらせさせたまふべく候さふらふ。 こゝろよはくは、 ゆめゆめおぼしめすまじく候さふらふ。 あなかしこ、 あなかしこ。

◇ことわりをや申まふしひらき候さふらふとおもひ候さふらふほどに、 よくおほくなり候さふらひぬる。 さやうのおりふし、 こちなくやとおぼえ候さふらへども、 もしさすがのびたる御おむことにてもまた候さふらふらむ。 えしり候さふらはねば、 このたび申まふし候さふらはでは、 いつおかはまち候さふらふべき。 もしのどかにきかせおはしまして、 一念ゐちねむも御おむこゝろをすゝむるたよりにやなり候さふらふと、 おもひ候さふらふばかりに、 とゞめえ候さふらはで、 これほどもこまかになり候さふらひぬ。

-◇機きシユジヤウ嫌げんをキラフトしり候さふらは1014ぬは、 はからひがたくてわびしくこそ候さふらへ。 もしむげによはくならせおはしましたる御事おむことにて候さふらはゞ、 これはことながく候さふらふべきなり。 要えうをとりてつたえまいらせさせおはしますべく候さふらふ。

-◇うけたまはり候さふらふままに、 なにとなくあはれにおぼえ候さふらひて、 おしかへしまた申まふし候さふらふ也なり。 ▽