のうぜんかずら (7月12日)

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梅雨の晴れ間が、初夏でした。

近所ののうぜんかずらが知らない間に庭木を伝って空へはい上がり、だいだい色の炎になっています。はっとして見上げるほどなのに、薄曇りの下では気づきませんでした。

これはいのちの輝きか、はたまた煩悩熾盛(しじょう)の姿か。いや、同じことですね。