ぜんじゅう 善従 (1399-1488) 従善・道西ともいう。 蓮如の門弟。 俗名は弥七。 近江国金かねが森もりの人。 本願寺7代存如の代から本願寺と関係を持ち、 蓮如の本願寺再興を支えた。 長禄4年 (1460)、 蓮如に依頼して ¬正信偈大意¼ を与えられた。 また、 山科やましなを本願寺の寺地として勧めたともいわれる。 長享2年 (1488)、 90歳で没した。 ¬御一代記聞書¼ 第197・198・199・200・285条にその名が見える。 なお慶聞坊龍玄は甥にあたる。