ゆうしんあんらくどう 遊心安楽道◎ 1巻。 浄土の所在、 往生の因縁・品数などについて述べる。 新羅しらぎの元がん暁ぎょうの著とされるが、 元暁滅後に翻訳された経典が引用されていることから、 疑問が持たれている。 法然は 「浄土宗」 の宗名を用いる根拠として本書を挙げる。 ¬選せん択じゃく集しゅう¼ には 「元暁の ¬遊心安楽道¼ にいはく、 浄土宗の意、 本凡夫のためなり、 兼ねては聖人のためなり」 とある。