よしみず 吉水 京都市東山区にあった地名。 現在の知恩院の東方一帯を指す。 法然が比叡山黒谷から移り、 草庵を設けて専修念仏の教えを説いた地。 そのため、 法然の異名として用いられることもある。 親鸞は、 建仁元年 (1201)、 比叡山を下りて六角堂に参篭した後、 吉水の草庵に法然を訪ねて門弟になった。 ¬御伝鈔¼ 上巻第2段には 「源空聖人の吉水の禅房にたづねまゐりたまひき」 とある。