うしぬすびと 牛盗人 人を罵る語。 ¬雑宝蔵経¼ 巻2の離り越おつ尊者の因縁 (牛盗人の冤罪をこうむる話) に基づく語とする説、 比叡山で外道を指す称として用いられていたとする説などがある。 ¬改邪がいじゃ鈔しょう¼ 第3条には 「たとひ牛盗人とはいはるとも、 もしは善人、 もしは後世者、 もしは仏法者とみゆるやうに振舞ふべからずとある。