うねんむねん 有念無念 有念無念をめぐる論争のこと。 親鸞は有念・無念は聖道門の所説であり、 浄土門で言う場合は、 有念は散善の義、 無念は定善の義であって方便仮門の教説であると述べ、 論争を誡めて ¬御消息¼ 第41通には 「阿弥陀如来の選択本願念仏は、 有念の義にもあらず、 無念の義にもあらず」 と示している。 有念・無念の論争は ¬御消息¼ 第1通でも触れられている。