ちゃくえい 択瑛 (1045-1099) 中国北宋代の僧。 桐江 (現在の浙江省) の出身。 杭州の寿寧寺で出家し、 処謙に師事し天台を学んだ。 晩年は浄土往生を願い、 祥符寺で没した。 なお、 「弁横竪二出」 (¬楽邦らくほう文類もんるい¼ 巻4所収) は、 親鸞の二双四重の教判の参考となった。 ¬嘆徳文¼ には 「兼ねてはまた択瑛法師の釈義について横竪二出の名を摸すといへども、 宗家大師の祖意を探りて、 巧みに横竪二超の差を立つ」 とある。