ちおんほうとく 知恩報徳 恩を知り、 その徳に報謝すること。 ¬論註¼ には 「それ菩薩は仏に帰す。 孝子の父母に帰し、 忠臣の君后に帰して、 動静おのれにあらず、 出没かならず由あるがごとし。 恩を知りて徳を報ず (夫菩薩帰仏如孝子之帰父母忠臣之帰君后動静非己出没必由知恩報徳)」 (行巻引文) とある。 また、 親鸞は 「信巻」 に現生十種の益を明かすなか、 「知恩報徳の益」 を挙げている。 →報恩