てんがい 天蓋 菩薩の頭上をおおう飾りのこと。 ¬往生要集¼ には 「頂の上の肉髻はよく見るものなし。 高顕周円なること、 なほ天蓋のごとし」 とある。 インドの王族や貴族の頭上に差し掛けられていた傘蓋さんがいに由来する。 また、 本尊導師の頭上に飾る荘厳具で、 本願寺派では、 本尊の上に吊す飾りをぶっ天蓋てんがいといい、 導師の上に吊す飾りをにん天蓋てんがいという。