しょうしん 性信 (1187-1275) 親鸞の門弟。 二十四輩の第一。 「交名牒」 によると下総国飯沼の住。 横曽根門徒の中心人物。 常陸国鹿島郡の大中臣氏の出身といわれ、 法然に入門し、 その命により親鸞に師事したという。 親鸞の越後流罪、 関東移住に従い、 親鸞帰洛に際しては関東の後事を託されたといわれる。 親鸞の信頼が篤く、 現存する親鸞の御消息は性信宛のものが最も多い (第11通△・第29通△・第43通△)。 ¬御消息¼ 第25通△から性信が建長の念仏訴訟の解決にあたったことや、 また第8通△から ¬真宗の聞書¼ という著書があったことなどが知られる。 ほか第6通△、 第28通△、 第33通△に名前がみえる。 報恩寺 (東京都台東区・柴原危険常総市) などの開基とされる。