しょうこう 焼香 香を焚いて荘厳すること。 ¬大経¼ には 「華を散じ香を焼きて、 これをもつて回向して (散華焼香以此回向)」 と説かれている。 本願寺派では、 法要や儀式にあたって沈香などを焚いて香を供えることをいう。 あらかじめ炭火を埋め込んだ香炉を準備しておき、 その中に香を入れる。 また、 香による荘厳として、 焼香のほかに燃香があり、 法要や儀式、 勤行の有無にかかわらず、 灰の上に線状に盛った抹香や、 それに代えて線香を燃やして香を供えることをいう。 なお、 これらは恭敬礼拝の意で行われるもので、 追善を意図したものではない。