しとく 四徳 涅槃の4種の徳のこと。 常 (永遠不変の徳)・楽 (苦悩のない徳)・我 (自在の力の徳)・浄 (煩悩のけがれのない徳) の四。 これらをそなえた涅槃を無為涅槃という。 ¬弁べん正しょう論ろん¼ には 「法身はすなはち三点・四徳の成ずるところ、 粛然として無累なり」 (化身土巻引文) とある。