しんじつ 真実 まことの意。 ❶真如法ほっ性しょうそのものをいう。 また、 真如法性にかなった如来の願心やはたらきをいう。 ¬一多文意¼ には 「至心は真実といふことばなり、 真実は阿弥陀如来の御こころなり」 とある。 →真実功徳相。 ❷邪義 (外教)・権仮 (聖道、 第十九・二十願の法門) に対して第十八願の法門を指していう。 ¬浄土和讃¼ には 「如来興世の本意には 本願真実ひらきてぞ」 とある。