しんごんしゅう 真言宗 弘法大師空海によって大成された日本の密教の宗派。 真言陀羅尼宗ともいう。 ¬大日経¼ ¬金剛頂経¼ を所依の経典とする。 大日如来の法身説法を唱え、 即身成仏を実践の目的とする。 身に印契いんけいを結び、 口に真言を唱えて、 意に仏を念ずる時、 仏の三業 (三密) が衆生の三業 (三密) の上に加わり、 仏と行者とが一体となる三密加持かじによって行者が即身成仏すると説く。 天台宗に伝えられる密教を台密というのに対して、 真言宗を東密という。