せつな 刹那 梵語クシャナ (kṣaṇa) の音訳。 念頃ねんきょう (一つの心をおこす間) などと意訳する。 時間の最少単位。 一刹那を75分の1秒とする説や、 指を1回はじく時間 (弾指) の65分の1とする説など所説がある。 ¬論註¼ には 「百一の消滅を一刹那と名づく。 六十の刹那を名づけて一念とす」 (信巻引文) とある。 →一念