さんげ 散華 ❶花を散らして仏などに供えること。 ¬大経¼ には 「多少、 善を修して、 斎戒を奉事し、 塔像を起立し、 沙門に飯食せしめ、 繒を懸け灯を燃し、 華を散じ香を焼きて、 これをもつて回向してかの国に生れんと願ぜん (多少修善奉事斎戒起立塔像飯食沙門懸繒燃灯散華焼香以此回向願生彼国)」 と説かれている。 ❷法要や儀式の際に行われる作法。 多くは華葩けは (花びら型の紙片) を散らして仏などに供える。 生花や葉が用いられることもある。 本願寺派では、 起立または行道中に行うことが多く、 ろうの中に華葩を入れ、 右前方に散らす。