さん 讃 ❶定形の詩によって仏や菩薩をほめたたえたもの。 梵語をそのまま音訳した讃を梵讃、 漢語に意訳した讃を漢讃といい、 日本においては七五調の和文で作られた和讃が作られた。 親鸞も数多くの和讃を制作している。 →三帖和讃。 ❷讃銘・賛銘・銘文などともいい、 本尊や絵像の上下に記された経文や詩文などをいう。 「化身土巻△」 には、 法然が親鸞に ¬選択集¼ の書写と自身の絵像の制作を許した際、 絵像に六字名号と ¬礼讃¼ の文を讃として記したことが述べられている。 また親鸞も門弟に名号本尊や自身の影像を授与する場合に、 ¬大経¼ などの要文を讃として記している。