おうげんぶんざい 往還分斉 安心論題の一。 「教巻」 に 「つつしんで浄土真宗を案ずるに、 二種の回向あり。 一つには往相、 二つには還相なり」 とある真宗教義の骨格について、 往相還相の位置づけの区分を明確にする論題。 現生において往生を語ったり、 信心を得た後の生活が還相であるとする異安心に対して設けられた。