にちれんしゅう 日蓮宗 日蓮が開いた一宗。 ¬法華ほけきょう¼ を所依経典とし、 「南無妙法蓮華経」 の題目を唱えることによる即身成仏を説く。 念仏をはじめ他宗を徹底的に批判した。 日蓮の没後、 六老僧とよばれる高弟が教団の基礎を固め、 そこから数多くの派が派生している。 日蓮宗の念仏批判に対しては、 存覚備後国で法華宗徒 (日蓮宗徒) と対論して反論しており、 その記録が ¬法華問答¼ や ¬決智鈔¼ にみられる。