ねんじゅ 念珠 木の実や宝石・金属などの珠を紐で通して輪にしたもの。 菩薩礼拝するとき手にかける。 珠の数は煩悩の数といわれる百八が基準となっている。 仏名を称える時、 手で繰りながら数取りに用いられたことから、 数珠・珠数とも書き、 「じゅず」 「じゅじゅ」 「ずず」 などと読む。 浄土真宗では、 念仏の数取りに用いることはなく、 仏祖の尊前で礼拝する時に用いる。 ¬御文章¼ 2帖目第5通には 「珠数の一連をももつひとなし。 さるほどに仏をば手づかみにこそせられたり」 とある。