みょうらくしょうしんしん 妙楽勝真心 行者が五念門を行じて得る自利利他円満の真実心で、 浄土の最勝の真実の徳にかなう菩提心のこと。 「証巻」 に引用される ¬論註¼ の文には 「この三種の心は、 略して一処にして、 妙楽勝真心を成就したまへり」 とあり、 親鸞はこれを法蔵菩薩によって成就された心とみなし、 他力信心の徳をあらわす名とする。