むくりん 無垢輪 煩悩のけがれのない仏の教法のこと。 仏の教法は衆生の煩悩を打ちくだき、 次々と広まってゆくので、 車輪に喩えてこのように呼ばれる。 ¬論註¼ には 「無垢輪は仏地の功徳なり。 仏地の功徳は習気・煩悩の垢ましまさず。 仏、 もろもろの菩薩のためにつねにこの法輪を転ず」 (証巻引文) とある。