むじょうねんおう 無諍念王 ¬悲華経¼ に 「無諍念」 として、 ¬述文賛¼ には 「無諍王」 としてその名が見える。 阿弥陀仏いんにおいて転輪てんりんじょうおうであった時の名。 臣下には宝海梵志がいる。 宝蔵如来のもとで発願して、 授記を受けたと説かれる。 親鸞は 「曇摩伽菩薩文」 に法蔵菩薩の異名としてその名を挙げている。