むい 無為 梵語アサンスクリタ (asaṃskṛta) の意訳。 有為に対する語。 さまざまな因縁 (原因と条件) によってつくられたものではない存在。 すなわち消滅変化を超えた常住不変の真実のこと。 涅槃の異名ともされる。 ¬唯信鈔文意¼ には 「涅槃をば滅度といふ、 無為といふ、 安楽といふ、 常楽といふ」 とある。