きょうしゃくようもん 経釈要文 1軸。 ¬二尊大悲本懐¼ ともいう。 中央に大きく釈迦弥陀二尊の大悲の文と細註を記し、 その上段に讃銘として源信の ¬往生要集¼、 覚運の ¬念仏宝号偈¼ 取意の文、 下段に ¬大経¼ のとく瑞現ずいげんの文を加えたもの。 蓮如の頃まで本尊として用いられていたと考えられる。 親鸞の真跡 (大谷派蔵) が現存するほか、 覚如書写本 (本願寺派本願寺蔵) などがある。