きょうさい 慶西 (1203-1277) 親鸞の門弟。 もと下野国真岡城主大内国行の弟といわれる。 第十七願の意趣が示された ¬御消息¼ 第19通△の宛名となっている人物。 「交名きょうみょう牒ちょう (妙源寺本)」 には 「常州北郡由下住」 とあり、 「交名牒 (万福寺本)」 には 「下総ムシロタ」 とある。 のちに親鸞の命によって河内国で教きょう化けしたという。 安福寺 (大阪府柏原市・岐阜県養老町) の開基とされる。