きょうかん 教観 教観二門のこと。 教とは教相の意で、 教義を明らかにすること、 観とは観心の意で、 観法を実践すること。 ¬楽邦らくほう文類もんるい¼ には 「ああ、 教観にあきらかなること、 たれか智者にしかんや」 (信巻引文) と、 智者 (智顗ちぎ) ほど教義と実践に通じていたものはいないと述べられている。