くゆう 功用 身・口・意の三業における作用・はたらきをいい、 功用があることを有功用、 ないことを無功用という。 ¬十地経¼ には 「七地の終心を尽して相心はじめて息む。 その八地に入りて相求を絶す。 まさに無功用と名づく」 と説かれ、 八地以上の菩薩が努力せずに自在に菩薩行を行ずることができることを無功用という。 この文は ¬安楽集¼ に引用されている。