くそう 九想 九相とも書く。 肉体に対する執着しゅうじゃくを除くため、 人の屍相について9通りの醜悪なすがたを観想すること。 迷想を断つための観想とされる。 脹・しょう・壊・けつ膿爛のうらん・噉・散・骨・焼の9種をいう。 ¬論註¼ には 「身の無常・苦・空・無我・九想等を観ずるがごときをも、 みな名づけて観となせばなり」 とある。