くろだに 黒谷 ❶京都市左京区八瀬にある地名。 比叡山西搭北谷の別所世俗を避ける隠遁者の住処とされていた。 法然がこの地に住していたことから、 法然の異名として 「黒谷聖人」 (¬口伝鈔¼ 第1条) などと用いられることもある。 ❷京都市左京区黒谷町。 法然が比叡山を下りてから初めて草庵を設けた地。 そのため、 比叡山黒谷に対して 「新黒谷」 と呼ばれていたが、 のちに 「黒谷」 と呼ばれるようになった。 金戒光明寺の所在地。