こうすい 劫水 成・住・壊・空の四中劫 (大劫を二十劫ごとに4期に分けたもの) のうち、 こう (世界の破壊期) の終わりに起こる大洪水。 火災 (劫火) が7回起こった後に1回起こるとされる。 この時期を水災劫といい、 色界しきかいの第二禅天までが水びたしになる。 ¬大経¼ には 「たとへば劫水の世界に弥満するに、 そのなかの万物、 沈没して現れず、 滉瀁浩汗としてただ大水のみ見るがごとし」 と説かれている。 →三災