こうじゅむりょう 光寿無量 光明と寿命に限りがないこと。 阿弥陀仏の光明無量 (無量光) と寿命無量 (無量寿) の徳であり、 光明無量の願 (第十二願)、 寿命無量の願 (第十三願) に報いた功徳である。 無量光・無量寿には種々の解釈があるが、 一例を示せば、 仏の大慈悲のはたらきが空間的・時間的に無限であることをいう。 ¬小経¼ には 「舎利弗、 なんぢが意においていかん。 かの仏をなんがゆゑぞ阿弥陀と号する。 舎利弗、 かの仏の光明無量にして、 十方の国を照らすに障礙するところなし。 このゆゑに号して阿弥陀とす。 また舎利弗、 かの仏の寿命およびその人民も無量無辺阿僧祇劫なり。 ゆゑに阿弥陀と名づく」 と説かれている。 親鸞は、 「真仏土巻」 で第十二・住三願にもとづいて、 光明無量・寿命無量の二徳を実現した真の報仏・報土をあきらかにしている。