こくえ 黒衣 僧侶が着用する黒色の衣のこと。 本願寺派では濃黒色の衣が用いられている。 蓮如の頃までは薄墨色の衣が一般的で、 高貴な色とされた濃黒色の衣とは区別があったが、 次第に後者が一般化して現在に至っている。 ¬御一代記聞書¼ 第167条△からは濃黒色の衣が着用されはじめている様子がうかがえる。