けみょうにん 仮名人 仮名とは実体のないものにかりにつけた名という意で、 人といっても五薀因縁によって仮に和合したものであるから仮名人という。 ¬論註¼ に 「穢土の仮名の人、 浄土の仮名の人、 決定して一を得ず、 決定して異を得ず」 (行巻引文) とある。