けほう 華報 果報にさきがけてあらわれる報いのこと。 果報の対として用いられる。 華が咲いた後に果実がなることになぞらえていう。 ¬涅槃経¼ には 「われいまこの身にすでに華報を受けたり、 地獄の果報まさに近づきて、 遠からずとす」 (信巻引文) と説かれ、 ¬往生要集¼ には 「念仏・修善を業因となし、 往生極楽を華報となし、 証大菩提を果報となし、 利益衆生を本懐となす」 とある。