かりろくか 訶梨勒果 梵語ハリータキー (harītakī) の音訳。 インド・インドシナ地方に産する果樹の名。 果実は卵形で酢苦味で薬用とされる。 ¬涅槃経¼ には 「善男子、 訶梨勒の果、 根・茎・枝・葉・華・実、 ことごとく苦きがごとし。 一闡提の業もまたまたかくのごとし」 (真仏土巻引文) と、 一闡いっせん提だいの行いがよこしまであることの喩えとして用いられている。