じゅうせいげ 重誓偈 ¬大経¼ 上巻にある五言一句、 四十四句のじゅ。 「三誓偈」 ともいう。 阿弥陀仏いん法蔵菩薩であったとき、 四十八願を述べた後にその内容を偈文にして重ねて誓ったもの。 冒頭に、 世に超えすぐれた願を成就し、 いつまでもあらゆるものをひろく救い、 すべての世界に超えすぐれた自身の名がそのすみずみにまで聞こえるようにできないならば、 誓って仏にはならないとの三つの誓いが説かれ、 四十八願を端的にまとめたものとされる。 昭和23年 (1948) に蓮如の450回忌の記念事業として本偈頌が訳され、 意訳勤行 「ちかいのうた」 が制定された。