じゅうりゅうくうちゅう 住立空中 ¬観経¼ 第七華座観において、 釈尊だいを救うために 「苦悩を除く法」 を説こうと述べた時に、 阿弥陀仏観世音菩薩大勢至菩薩とともに突然空中にすがたを現わしたことをいう。 ¬観経¼ には 「この語を説きたまふ時、 無量寿仏、 空中に住立したまふ (説是語時無量寿仏空中住立)」 と説かれている。 なお、 浄土真宗の木像本尊や絵像本尊は、 この阿弥陀仏のすがたで、 大悲のはたらきそのものとされる。 →立撮即行阿弥陀三尊