じゅうにこう 十二光 阿弥陀仏光明の徳を12種に分けて称讃したもの。 また十二光仏ともいい、『大経』に述べられている。 ①無量光、 ②無辺光、 ③無礙光、 ④無対光、 ⑤炎王光、 ⑥清浄光、 ⑦歓喜光、 ⑧智慧光、 ⑨不断光、 ⑩難思光、 ⑪無称光、 ⑫超日月光の十二。 曇鸞は ¬讃阿弥陀仏偈¼ に十二光のひとつひとつを阿弥陀仏の徳にあてはめて讃嘆し、 親鸞も ¬浄土和讃¼ のはじめにこれを讃詠している。 また、 ¬銘文¼ には、 ¬首楞厳経¼ の十二如来と ¬大経¼ の十二光仏とは同じであり、 十二光仏が一劫に一仏ずつ順次世に出現するとある。