じぞうぼさつ 地蔵菩薩 仏滅後、 弥勒菩薩成道するまでの無仏の時代、 比丘形 (出家のすがた) をあらわして六道衆生済度する菩薩。 ¬地蔵十輪経¼ ¬地蔵本願経¼ などに説かれ、 その信仰は中国では唐代以降、 日本では平安時代以降に盛んになった。 特に日本においては、 民間で除災や招福などの現世利益をもたらす菩薩として信仰を集めるとともに、 地獄で子供を守る菩薩としても民衆に親しまれた。