じうん 慈雲 (964-1032) 中国北宋代の天台宗の僧。 名は遵じゅん式しき。 慈雲尊者といわれた。 四明 (現在の浙江省寧波) の義通 (927-988) などについて天台を学び、 同門の知礼 (960-1028) と名をはせたが、 のちに阿弥陀仏の大像を造り念仏三昧を修した。 浄土教関係の著書としては ¬往生浄土懴願儀¼ ¬往生浄土決疑行願二門¼ 各1巻が現存する。