いんぜいねんぶつ 引声念仏 「いんじょうねんぶつ」 ともいう。 引声とは経文や偈げ頌じゅの一字一字に長い旋律をつけ、 ゆるやかに声を引き延ばして称える声明しょうみょう法のこと。 このような声明法で称名念仏することを引声念仏という。 引声阿弥陀経とともに円仁が中国の五台山 (現在の山西省) より伝えたものとされる。