ふじわらのかまたり 藤原鎌足 (614-669)。 元々は中臣なかとみ氏の一族で初期の頃にはなかとみのかまと名乗っていた。 その後、 鎌足かまたりに改名。 そして臨終に際して大織冠とともに藤原姓を賜った。 つまり、 生きていた頃の彼を指す場合は 「中臣鎌足」 を用い、 「藤原氏の祖」 として彼を指す場合には 「藤原鎌足」 を用いる。 ¬御伝鈔¼ の細註に 「鎌子かまこのない大臣だいじん」 とある。