ほうりん 法霖 (1693-1741) 本願寺派第4代能のう化け。 院号は演暢院。 紀伊国生まれ。 正崇寺 (滋賀県日野市) 住職。 若霖に師事。 享保21年 (1736)、 能化に任じられた。 在任6年間の間、 毎年安あん居ごで講師をつとめるなどして子弟の育成に励んだ。 また、 華厳宗の鳳潭ほうたんが浄土教の念仏を批判したことに対して、 ¬浄土折衝篇¼ ¬笑しょう螂ろう臂ひ¼ を著すなどして念仏論争を繰り広げたことでも知られる。 著書は他に ¬無量寿経要解¼ ¬文類聚鈔蹄涔たいしん記き¼ などがある。