ほっしょうじ 法勝寺 もと京都市左京区岡崎にあった寺。 「ほうしょうじ」 ともいう。 白河天皇の願いによって創建され、 はじめ大毘盧遮那寺と称した。 一時隆盛を極めたが、 14世紀中頃に荒廃して、 天正18年 (1590)、 近江国坂本 (現在の滋賀県大津市坂本) の西教寺に合併した。 なお、 ¬歎異抄¼ に 「二位法印尊重の沙汰なり」 という記述が見られる尊重は、 正二位権中納言一条能保の子で、 法勝寺などのしゅぎょうとなった。