ひのむねなり 日野宗業 (1142-) 親鸞の伯父。 学問にすぐれ、 文章博士、 式部大輔などを歴任し、 建保5年 (1217) には従三位に昇進した。 承久元年 (1219) 出家して定綱と名乗った。 ¬嘆徳文¼ によれば、 幼少の親鸞に俗典 (世俗の典籍) を教えたと伝える。 また、 じょうげんの法難前後に越後権介に就き、 越後流罪となった親鸞の生活に便宜を図ったといわれている。