ぎょうじゃしゅくほうのげ 行者宿報の偈 親鸞が六角堂で得たとされる夢告の偈頌。 「行者宿報設女犯 我成玉女身被犯 一生之間能荘厳 臨終引導生極楽 (行者、 宿報にてたとひ女犯すとも、 われ玉女の身となりて犯せられん。 一生のあひだ、 よく荘厳して、 臨終に引導して極楽に生ぜしめん)」 の4句で、 ¬御伝鈔¼ 上巻3段に引用されるほか、 真仏の ¬教釈文聞書¼ (高田派専修寺蔵) に 「親鸞夢記云」 として引用され、 また同じく真仏筆の 「六角堂夢想偈文」 (高田派専修寺蔵) としても伝えられる。 →六角夢想。